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ベースアップ(Ⅱ)

 私たちの身体は、生きるためにカロリーを摂取し、消費していますよね?摂取量に対して、消費しきれなかった分のエネルギーは脂肪等に形を変えて身体にストックされていくわけです。これが肥満の1つの原因となるわけですが...。

 実は、基礎代謝のベースアップをしなくても、消費エネルギーを上げることはできます。単に、運動の強度(生活活動の強度)を上げれば良いのです。どのような動作が運動の強度として高いのでしょうか。ちょっと見てみましょう。

生活状態と運動強度

 安静というのは、「ゆっくりしている時間」ですね。軽めとは立ち仕事デスクワーク食事ですね。基本的に、何か一つの動作をしていることと考えても良いでしょう。普通というのは、これも日常生活の中での動作ですが、立ったり座ったり(腰をかがめる)することバランスをとるような動作が該当すると言ってもよいでしょう。強めとは、長めに腰を据えて行う動作や、職業的に身体を動かす仕事階段の昇り降りということで長時間同じ動作を続けると息が上がってくる動作ということです。激しいというのは、キビキビ動くと直ぐに息切れしてしまうような動作ですね。足腰をしっかりと使い、身体に負荷がかかる仕事とも言えます。 1日で自分がどれくらいのエネルギーを消費しているのでしょうか?計算方法は以下の通りです。目安として見てください。

  1. 生活状態から判断して強度を決める
  2. 1日の時間数を強度の横にメモする
  3. ①の強度と②の時間数を掛け合わせる(生活活動強度を算出する)
  4. ③で算出した数値に基礎代謝量を掛け合わせる

(年齢別の基礎代謝量基準値に自分の体重(kg)を掛けると基礎代謝量が求められます)

参考:基礎代謝基準値
基礎代謝量

   成人男性では1日当たり1,500キロカロリー成人女性では1日当たり1,200キロカロリー程度、呼吸などで使っています。大体、それくらいの値になっているのではないでしょうか。自分の消費カロリーよりも多くの飲食をすれば、当然のことながらお腹(内臓含む)に余分なものが付いてきます。ちょっと意識しておきたいですね。

 (つづく)   ベースアップ(Ⅰ)はこちらから。