名古屋市緑区 漢方専門薬局

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西洋医学療法との違い

慢性病の場合

西洋医学療法

一人の患者さんが色々な症状を持っている場合、例えば、頭痛なら鎮痛剤、生理周期異常ならホルモン剤、 便秘症なら下剤、という様に症状ごとに数多くの薬を服用する事になります。

漢方医学療法

漢方医学療法では、数種~十数種の生薬を調合した漢方薬で、色々な症状が改善されます。
それは、『どこで=五臓六腑、何が(健康を維持する)=気・血・水(津液)のいずれかが、どうなっているか=不足しているか・停滞しているか・過剰になっているか』で症状が出ていると考え、これを改善する生薬・漢方薬を服用することで、気・血・水の巡りが正常になり、色々な症状が改善されます。
例えば、病因(病気の原因)に血の不足が考えられる場合、 血を増やす生薬の『当帰』や増やした血を表面や内側に巡らす『桂皮や芍薬』を用いると、腸の筋肉にも血が巡れば便秘が、頭や子宮に血が充分巡れば、頭痛・生理不順も同じ漢方薬で徐々に改善されていきます。続けて服用することによって症状が出にくくなり、予防や健康維持にもつながるのが漢方医学療法です。

急性病の場合(風邪の場合)

西洋医学療法

発熱・下痢の症状がある場合、原因は細かく考えず、発熱は解熱剤で下げ、下痢は下痢止めや整腸剤を服用しますが、元気がでず、下痢も続くことがよくあります。

漢方医学療法

発熱・下痢の症状がある場合、原因などにより体の変化(病理)を考え、病理にあった漢方薬を用います。体内の異常を生じた所が改善されると、熱が下がると同時に便も整い、元気も出てきます。
※例)寒さに当たった事(原因)で発熱・下痢した場合、無汗・悪寒があれば体表に寒邪(病理)を改善する、桂枝剤や麻黄剤を1~2回服用する事で発熱も下痢も止まります。
また、運動会(原因)の後、冷たいドリンクを飲んだり氷を食べたり(原因)して、発熱と共に下痢した場合、運動会の筋肉疲労で生じた脾臓の弱り(病理)を人参で補い、胃の冷えによる胃寒(病理)を乾姜(生姜)で胃を温める漢方薬を服用する事によって、熱が下がり、下痢も治まり、体もシャキッとして、次の日学校に行けます。
参照:よくあるご質問 西洋医学療法と漢方医学療法はどのように違うのですか