漢方の古典医学について

素問(そもん)について

また、自然界の季節や一日の流れとそれに伴う日常の養生法も記載されています。
霊枢(れいすう)について

日本の漢方医学の先生の多くは漢方薬の記載がない為、素問・霊枢は学習されていません。
傷寒論 (しょうかんろん)について

(風邪が、悪寒から始まり、進行して咳、嘔吐、下痢等への進行状態や処方の変更等)
金匱要略(きんきようりゃく)について

(西洋医学治療法の病名イコールこの薬、に近い漢方薬の使い方)
神農本草経(しんのうほんぞうきょう)について

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上薬
例:人参(朝鮮にんじんの根)、決明子(はぶ草の種子)、枸杞(くこの果実・茎・葉・根の皮)、甘草(かんぞうの根(甘味料))、菊花(きくの花)、大棗(なつめの果実)、山薬(ながいもの肥大根)、牡蠣(かいがら)、桂皮 (桂の幹や木の皮)、陳皮(みかんの果皮)等々
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中薬
例:葛根(くずの根)、乾姜(しょうがの根)、山梔子(くちなしの果実)、当帰(とうきの根)、芍薬(しゃくやくの根)枳実(だいだい・からたちの未熟果実)、桃仁(ももの種子)、杏仁(あんずの種子)、石膏(天然含水硫酸カルシウムの鉱物)、苦参(くららの根)等々
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下薬
例:大黄(だいおうの根茎 下剤)、鉄(金属)、附子(ヤマトリカブトの魂根)、蟹(かに全体)桔梗(ききょうの根)等々
益久薬局は漢方薬だけでなく鍼灸知識からの観点からも行っております
中国漢方では、正しい体の生理、それが病んだ時の病理、病症等が書かれている『素問と霊枢』を学んだ上で、漢方薬の用い方が書かれている『傷寒論』『金匱要略』それに用いる生薬を 『神農本草経』で学びます。
日本漢方では、『素問』『霊枢』を学ばず、また個々の生薬も学ばず、一般的に市販されている『漢方薬の解説本』や『傷寒論』『金匱要略』だけを学んで漢方薬を決めていることが殆んどです。
日本漢方では、『素問』『霊枢』を学ばず、また個々の生薬も学ばず、一般的に市販されている『漢方薬の解説本』や『傷寒論』『金匱要略』だけを学んで漢方薬を決めていることが殆んどです。

益久薬局では、素問・霊枢から生理・病理等を考えた上で、傷寒論・金匱要略で漢方薬を決定しております。 素問と霊枢も、日々養生法等相談に活用しています。