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益久薬局BLOG

EBMという考え方 (Ⅲ)

 日本では、口に入る物は「食品」「薬」のどちらかであるということになっています。安全な物で、安心できる物を口にしたいと誰しもが思うのではないでしょうか。私はそこに更に加えて、『効果があるもの』という概念を持っていたいのです。また、薦めるのであれば、根拠がしっかりとしており、なおかつ有効性が客観的に見いだせるデータがあるもの皆さんに広めていきたいです。

      EBM実践 必要要素

 そのようなことから、【EBM】ということが重要であると思います。たった一人の人が、たまたま良好な結果を得たというだけでは、何が効いたのか全く判りません。健康食品の影響で良い結果が出たのか、健康食品の大きな影響が有って他のものとの相乗効果であったのか、健康食品の効果は補助的で他の事で良い結果が得られたのか、健康食品に効果はなく他の事で結果に繋がったのか、どうやって一人の結果だけで判断できるのでしょうか。質問しても、「体質です。」とか、「その人の感想です。」とかで逃げられてしまってはどうしようもない。

 その様な曖昧な事が起こらないように、エビデンス(科学的データによる証拠)をしっかりと確立したもので、症状に合わせて、環境因子(生活環境など)も加味しながら、実践していただけるものを提案させていただきたいと考え、益久薬局ではそのように取り組んでいます。当局でも使用者の皆さんの感想を添えるという場合がありますが、しっかりとしたエビデンスに基づいた上でのデータが有り、学術的な信頼のおける製品を選りすぐっています。「CMで見聞きしたことがある。」ということだけで決めるのではなく、ご自身で本当に良いものなのかを今一度、検証してみてください。分からなければ、信頼できるお近くの薬局の薬剤師や登録販売者に相談してみてください。勉強している人であれば、CM商品と何が違うのか、何故違うのか」などをしっかり説明してくれるはずです。

 私たちは、ご愛用される方に“違い”をしっかりと体験してもらいたい。その時点で知り得る正確な知識や症状改善例を伝えていきたいのです。そのために、企業の研修会などにも積極的に参加しています。少しでも、ご来局くださる方々のために役立つ情報をお知らせしたいと思っています。

つづく)   EBMという考え方 (Ⅱ)はこちから。