名古屋市緑区 漢方専門薬局

漢方専門薬局【益久薬局】

漢方専門薬局【益久薬局】ホーム

電話受付時間

9:00~17:00

日曜・祝日・木曜定休

漢方専門薬局【益久薬局】へのアクセスアクセス

益久薬局BLOG

病因 《 外因 》 : 燥

 自然環境の風・寒・暑・湿・燥・火細菌・ウイルスでも病気の原因になります。

 ただし、“燥”にあたっても全員が発病するとは限りません。

 燥が侵入し
燥邪となり症状を発するのは、五臓の何処かに“虚”があるからです。
また、症状の出方も“虚”の場所や状態により色々変わります。

とは、空気の乾燥・肌の乾燥などの事です。
 外気の乾燥は冬に多く、冬は強風によっても乾燥を生じやすく、外から燥邪が侵入する場合と、
運動や激辛の辛味の過食等(不内外因)で発汗しすぎ体の内側から直接乾燥を進行させ燥邪を生じさせてしまう場合とがあります。

   燥邪で最も燥の影響を受けやすいのは、の乾燥です。
次にの血の水分が乾燥気味になりやすいので、肺だけでなく肝臓にも気を配りましょう。
は水を調整する作用がありますので、乾燥した状態では調子が悪くなりがちです。 


空咳がひどく、痰がほとんど出ない、息苦しい。発熱。
病名でいえば肺炎や喘息。 


筋が痙攣(引きつり)。神経痛。 


顔や耳が黒ずんでいる。足腰が痛む。背骨が痛んで長く立っていられない。
耳鳴り。足冷え。骨や筋肉の痛み。小便が出なくなったり多く出たりする。
精力もなく なる。 


あまり影響を受けない。 


『 脾は湿をにくむ(悪む) 』 と言い、元々乾燥を好むので、
乾燥した環境の方が調子がよい。 

 日本の場合は、湿気が多いため、湿による『リウマチ』・『関節炎』・『喘息』などの方が多く見受けられますが、燥による疾患は少ないようです。
 しかし、この頃は建築工法も進化したため、快適な暮らしを送れるようになりました。その反面、乾燥しやすい状態にもさらされるということが考えられますので、是非ご自身の生活環境(住居・職場)をチェックしてみて下さい。