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工場見学の様子です。(Ⅱ)

工場見学の様子です。(Ⅰ)」の続きで、本日は『体験工房』でのエピソード紹介です。

 風光明媚なところで採取された生きの良い大麦若葉たちは、どのように加工されているのでしょうか。それを実体験できるのが、今回ご紹介する『体験工房』エピソードです。

 その前に、まず皆さんは自分が口にする食品の「原材料名」とかを気にしたことがありますか?パッケージの裏(背面・底面)や横(側面)などに書かれているものです。実は、あれ、含まれている成分が多い順に記載されているということをご存知でしたでしょうか。

 つまり、一番最初に「ブドウ糖果糖液糖」と書かれていれば、糖質がた~くさん入っていて、とっても甘いということですね。糖分の摂り過ぎにご注意ください。

 ある青汁には、「原材料名」のトップ【還元麦芽糖水飴】と記載されていたりします。これって、青汁の主たる原料より甘味料の水飴の方が多いってことですよ!!それは、甘くておいしいでしょうね。さらに他の甘味料も添加物として加えられ、口当たりの良いものへと変えられています。これって、良いのかな?糖尿病の方は、絶対に避けるべきですよね。

 『体験工房』の話に戻りますが、基本的に添加物は一切、加えていません。(製品には、造粒の際に必要となる有機デキストリンは加えていますが、原料は同じ特別な大麦若葉を使用したものです。また、デキストリンというものは、デンプン質のものをある程度分解して吸収しやすくしたものの呼び方ですので、ご安心ください。)
 また、加熱処理していないので、熱に弱い成分が変化せずにパッケージされます。その違いは一目瞭然!!!大麦若葉の中に含まれている『酵素』が生きている状態(活性を保っている状態)で封入されています。
 

見てください。この泡立ちの違い!色の濃さ右が加熱処理したもの。左が生の状態から搾ったもの。
 加熱処理してしまうと、細胞の中も細胞表面も熱により変性してしまい、変わってしまいます。泡立ちは酵素が生きている証拠!色の出方は、中身がしっかりと搾り出されている証拠!!

 他社製品は、滅菌の目的のためか加熱処理をしてしまうため、必要な栄養素が壊れてしまったり、酵素が死んで(失活)しまったり、栄養源としては特に効果はない食物繊維を量増しに使ったりしています。もちろん、食物繊維は腸の掃除に使われたりもするので、まったく無いのでは困りものですが、皆さんは食事していますよね。

                   
←これだけの大麦若葉から水を加えずに搾っていきます。

同じ量の大麦若葉を→
湯煎にかけて加熱処理します。

     それぞれをすり鉢で擦ります。そして、擦ったものを布に移して手で搾りました。

←擦っていくと見かけ上、
  ここまで量が減ってしまいました。

←右が加熱処理したもの。
左が生の大麦若葉を搾ったもの。緑鮮やかな色の出方が全然違いますよね!!

 

 加熱してしまうと変化してしまうものの代表例がたんぱく質。お料理で、お肉を焼くとも味もニオイも変わってしまいますよね。食感さえも。それは、火を通すことで、たんぱく質が変性してしまい、固くなってしまう上に、働きも同時に失ってしまう(失活)からです。

 そして、体内で重要な働きをしているのが酵素。その主成分はたんぱく質。さらに、加熱により固くなった細胞壁から搾り出せなくなってしまった大部分の栄養素が外に出られずにそのまま体外へ排出されてしまうことになるのです。


←これだけの大麦若葉から搾れたのは・・・

 ←これだけの量の青汁でした。それだけたくさんの原料を使っているってことですね!

 

 益久薬局では、この特別な大麦若葉から製造されたものを皆さんにお渡ししています。繊維質は敢えて加えずに、見かけ上の量を増すことはしていません。中味(中身)で勝負っていうことですね。繊維質のものを加えると、胃や腸を刺激して、よくないことを引き起こしてしまうこともあるからです。胃腸が弱い方やチクチクする、不快感を感じる方などは、繊維質のない青汁へと変更した方が賢明と言えるのではないでしょうか。

 お通じに不安がある方は、随時ご相談ください。食養生から見直すことも可能です。