疲れを科学する(Ⅰ)
2014年の初シリーズは、一年を元気に過ごしていただきたいと思い【疲れを科学する】というシリーズで開始します。今年もまた、よろしくお願いします。
最近、『疲れた~。』という声を周りからよく耳にします。また、道行く人の顔つきは、疲れを滲ませている方もチラホラ…どころか、結構います。深刻なものは、放っておくと【鬱(うつ)】の状態に進行してしまう場合もありますので、気分転換など心がけてください。
そもそも、疲労というものはどういうものなのでしょうか?一般的には、『心身が消耗し、回復のための休息が必要としている状態』とされています。心身が消耗ということなので、肉体的なものと精神的なものとがあるということですね!
肉体的な疲れと精神的な疲れ、多かれ少なかれ、双方ともに常にあるものです。『疲れた~』と感じるのは、通常、両方の疲れが複合しているものでしょう。疲労は、仕事や勉強などの質や量(効率)を低下させたり、ミスを生じやすくなったります。溜まれば溜まるほど、その悪影響は顕著に現れてきますよね。ちょっと具体的な身体に現れる症状を挙げてみましょう。
【疲労のサイン】
~身体面~
頭が痛い、頭重、ぼんやりする
眼精疲労(目が疲れてショボショボする)、めまい
あくびが頻繁に出る、眠気
肩がこる
倦怠感(全身や足などの身体の一部に現れる)、身体が重く感じる、動作が緩慢になる
~精神面~
集中力の低下、考えがまとまらない
イライラする
根気がなくなる、ミスが多くなる
(つづく)