『桃の節句』だ!(Ⅲ)
文明開化以降、大正天皇の即位式からは西洋式に倣って右に天皇が立ち、昭和天皇の即位以来、人形も左右逆に飾る現代式を取り入れたようです。
「左大臣・右大臣」の立場や「左近の桜・右近の橘」の並びはどうするのでしょう?木は宮中の植え方の並びだから替えないのかな?
京都近辺は、現在でも古式で並べる所が多いと聞きます。だから、内裏雛の置き方がどちらの順であっても、間違いではないのです!
因みに、“お内裏様 = 男雛”というのは間違いだそうです。童謡に歌われ、それが定着してしまったために勘違いされているだとのこと。内裏雛というのは、男雛と女雛合わせて呼ぶものだということです。
「お内裏様」と「お雛様」。完全に私もそう呼ぶものだと思っていました。正確な情報を手に入れ、惑わされないようにしないといけませんね。あまり、疑心暗鬼になってしまってもいけませんが。
初節句であった方たちも多いことと存じます。これからもお健やかに!