7月19日 土用の入り
今日、7月19日は土用の入り。
本日から、8月7日 立秋 までの間を、『 夏の土用 』 といいます。
東洋医学では、五臓に当てはめて理論づけをするために五行説という表現があります。
春夏秋冬も五臓に当てはめると、春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎に配当されます。
季節は4つしかないので、五臓の脾に配当される何になるのか?
土用が脾に配当されます。
漢方では、各季節ごとに活動的に働く臓器が配当され、その各季節の終わりがけ18間位に毎回土用があると考え、春夏秋冬の各土用に脾が活動的に働くと考えています。
5月5日の立夏から夏の土用の入りまでの期間は、五臓の内の心(心臓)がより活動的に働き、心に負担がかかりましたので、土用の18日間は脾が頑張って飲食から消化吸収した栄養物(気・血・水)を心により多く補給し、夏の間頑張った心の疲労を回復する事をしています。
従いまして、土用の18日間は、脾が頑張りますが、脾胃の弱い方は普段より胃腸に負担がかかり普段以上に胃腸の調子が悪くなる事がありますので、特に夏のこの期間は冷たい物や胃腸を冷やす南国地方の物は避け、またあっさりしたそうめんだけで済ますことなく、栄養価の高い物を食していただき、脾胃が動きやすいようにしてあげて下さい。