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6月の花 どくだみ : 4 昔から伝わる効能

どくだみ  枯れ6月中旬 どくだみの花が枯れはじめましたが、約1ヶ月観察することができます。

どくだみ十薬は、中国から伝わった漢方薬ではなく、日本で伝承されてきた民間薬になります。
昔、お医者さんにかかれなかった民間人平民が、家の近くで採取した植物を活用して効果があった事で、言い伝えられてきた薬草を民間薬といいます。
このどくだみ(十薬)も民間薬に属し、日本中に繁殖している為、効能効果の言い伝えも各地方でさまざま異なります。

民間薬的効能の一部を紹介します。
1:乾燥品(どぐだみ:3参考)を10~20g煎じて毎日お茶代わりに飲む。高血圧・狭心症・脳出血・動脈硬化を予防。便が固くて快通しない便秘。かぜ。解毒作用。胃腸を整える。尿の出が良くなる。蓄膿症。
梅雨時は、湿度が高く、体内に水分が多く停滞しやすく、体が重くだるさが抜けなくなりますので、尿の出をよくするためにも、この時期に必要な植物です。。

2:煎じた汁で洗う
  たむし・陰部のただれ。

3:葉の効用(6月14日ブログ)も参照

現代医学的根拠
1:デカノイルアセトアルデヒドやドデカナールはカビの発育を抑え、白癬菌の抗菌作用の成分でもあり、また葉緑素とで、膿が出た後の空洞の肉芽再生を促進する。
2:クエルチトリン(茎や葉)やイソクエルチトリン(花)には緩下作用や利尿作用があり、毛細血管の脆弱性を強化するルチン作用があり、高血圧症の脳出血などの予防に効果がある。