5月の花 どくだみ : 2 葉の効用
生の葉を揉むと特異な臭気のくさみがあります。
生の葉は、外用として用いられる。
あせもに浴槽に入れて入浴。
生の葉を火であぶり、みずむしや切り傷、やけど、デキモノなどの腫物、化膿患部に貼り付けたり、
生の葉をもんだ汁を患部に塗ったりします。
痔に生の葉を蒸し焼きにし、ゴマ油でねって、患部に貼って寝たり、生の葉のしぼり汁を塗ったり、葉を入れた風呂で腰湯してもよい。
また、あぶった葉を鼻の穴の大きさ位に折り畳むように丸め、鼻の穴に刺して寝ると、翌朝化膿していた鼻汁をドバアーと排膿してくれます。
カビの発育を抑えたり、白癬菌(水虫など)やブドウ球菌、淋菌、抗酸性の細菌にも有効。
梅雨時の細菌等の繁殖しやすいこの時期に、どくだみが必要だから咲いている。
科学薬品でなく、自然界の物を活用しましょう。
最近は、お爺ちゃんやお祖母ちゃんと同居される方が少なく、先人からの伝承がすたれてきています。多くの事を教えていただきましょう。