生きた薬(生薬・薬草) その2 薬効の発想
生薬の効果を考えだした方法に色々あると想像します。
植物は、自然界のいろいろな環境の中で自分にあった所に生存していると思われます。
湿気の多い所に生存する植物は、湿度が多くなると悪化する病やジュクジュクした病に効果的ではないか、
抜け殻のように脱皮した殻は、皮膚の病に効果的ではないか、
中が空洞のものは、通りやすく、水や血の流れが改善されるのではないか、
赤い色の部分は、身体の血に関係して、血を増やしたり流れをよくするのではないか、
などと考え活用され、2000年以上前から先祖の方々が、悪い言い方をすれば、人体実験していただけており、効果があるから2000年も伝承されてきたのではないでしょうか。
家庭の庭にある植物も薬効があるかも。
食事も同じ事がいえます。自分の住んでいる地域で育った食物(広い地域で考えても日本国内まで)を食する事が理想です。
また、季節季節で旬の物があり、それを食すことによって身体もその季節に対応しやすくなります。
その地の食物・その季節の食物を食して、心体を健康に維持してください。