生きた薬(生薬・薬草) その1 薬食同根
生きている植物や動物(食物)を 『あなたの命を、私の命に、代えさせていただきます』という意味で、食事の時に感謝をこめ 『いただきます』 といい、自分の心身をつくり健康を維持出る様に、生や火をとうしたり蒸したりして食しています。
生きた薬・生薬も、自然界から採取した原形に近いかたちで薬用に供される植物や動・鉱物のことを言い、薬食同根と言われますように、食事と同様にそのまま生で用いたり、乾燥したり皮をむいたり、節や毛を去ったり、軽く火であぶったり蒸したり、湯や酒などに浸したりなどの修治をして薬用に使います。
同じく、自然界に素材を求めたものであっても、高度な加工や精製されたものや理科学的操作によってその成分だけを抽出したようなものは含まれません。