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病因 《 内因 》 : 怒 (怒りすぎると肝気が虚す)

   『怒る・怒鳴るは、を さしめやすい。』

   漢方では、肝は血を臓(貯蔵)と考えています。 すなわち、血が充分あれば、肝気により必要な所にめぐらされ、ゆったりしておおらかで、何事にも積極的でテキパキと行動できます。
   しかし、出産や目の酷使・頭の使い過ぎなどで血が少なくなり不足してしまうと、思った通りに物事がテキパキ進まず、イライラしだします。あるいは生理の前後に血が不足してイライラする事もあります。

   この状態になる原因にり(怒)があります。
怒ると、気と血が頭に昇り頭にきた』とか、よく怒る人の事を『血の気が多い人』などと言われます。
   血は出来るだけ肝に貯蔵しておきたいのですが、怒ることによって発散され、肝に血が集まらず不足してイライラしてしまいます。

素因による虚を助長する場合
 肝虚体質の人は、もともと怒りやすのですが、さらに怒りっぽくなり、何かに怒ると更に肝虚がひどくなります。結果として、悪循環になって常にイライラするようになってしまいます。
 肝虚の病症が慢性的になり、常に苦痛が伴うようになります。

素因には関係なく虚にする場合
 怒には、競馬など勝負事の勝ち負けなどの精神状態運動中の緊張興奮状態なども含まれますので、このような状態が永くまた多く続いたり、激しく怒る事がありますと、
素因に肝虚がなくても肝が一時的に虚し、肝虚の病症を生じます。
趣味やレクレーションには、結果にこだわらず、楽しみましょう。


 以上のように“怒ったり、怒鳴ったりする”と肝に負担をかけてしまうことになります。
テキパキと物事を進めることができる人は肝が盛んな人ということです。それに対し、物事が思うように行かなくなったり、仕事や何かに集中しすぎて疲れたりしてくると肝虚の状態に陥ってしまうことになります。
 そうなることにより、『イライラ』がつきまとう状態になってしまい、さらに『イライラ』するという悪循環に陥ってしまうことに成りかねませんのでご注意を。