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症例 10年来のアトピー性皮膚炎

    症例としてブログに記載させていただきます事を、ご本人には了承を頂いておりますが、個人情報の為、細かい情報はさけポイントだけ記載いたします。

男性  30歳 主訴 : 1年中 皮膚の痒みと赤み。汗かくと夜中でも痒みで目が覚める。皮膚の外観は全身カサカサ、おでこ・肘と膝の内側・手首は赤くかき傷でザラザラ

客症 : 食欲大食、朝目覚めや昼寝の後体のほとり、冬でも風呂上りほてりで5分位パジャマきれない。便通2日に1回形は始め棒状で後泥状便。冬でも冷蔵庫の冷たい飲み物。

漢方 : 大食や冷たい物を欲するのは胃熱があり、胃に入った冷物を温める為に余計に胃に熱が集まる悪循環があり、ほとりは胃熱肺熱にもあり、胃肺腎の血熱を清熱する作用のある苦寒の知母と、胃肺の陽気の熱が体表に及んで乾燥しているので陽気を巡らして表熱を冷ます辛寒の石膏を中心に考え、陽気が巡る事によって停滞していた津液が動き皮膚の乾燥が改善されればと考え知母と石膏の配合された漢方薬を服用して頂いております。

経過 : 現在、外見赤みも皮膚の突っ張ったようなカサツキもなく、アトピー性皮膚炎と分からない程の普通の皮膚ですが、桂皮(ニッキ)の様な体表面に陽気を補う物を用いると表熱の状態になり赤くなり痒みが出たりしますがひどい乾燥のガサガサにはなりません。まだ自分の力では反応できない部分もあり、時々上腕内側に鳥肌状の点点の赤みが出て少し痒み、汗をかいて軽い痒くなどの症状が出ますので1日おきに服用されています。