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季節の養生 1:冬(夜)の養生

 冬の三ヶ月間を閉蔵といい、動物でいえば手足をあまり動かさず冬眠し、植物でいえば花も実も葉もなく根に栄養物を貯蔵させておく時期で、決して発散しないようにする時期です。

 従いまして冬の3ヶ月間(立冬から立春の前日まで)は、                                          夜は早く寝て、朝遅くまで床にいて日が昇ったら起き、活動的になり過ぎない事。                              お酒を飲み過ぎて陽気や血のめぐりをより過剰にしすぎると反動で不足し冷えます。                      過剰な暖房や着過ぎにより汗まで出ないが陽気の発散を多くしてしまったり、                       運動やサウナなどで汗をかく事はやめましょう。                            また、お腹の中を温める様な飲食を心がけましょう。                                        薄着で生活できるような過剰な暖房の部屋で、アイスクリームやその他冷蔵庫から出してそのまま飲食するのは最悪です。暖房で陽気が体外に発散されてしまい、アイスクリームで冷えた胃を38~40度に戻すために温める働きのある陽気や血を余分に消耗する事になります。

 冬の養生が悪いと免疫力も低下し、ノロウイルスに負け嘔吐下痢を発症したり、冬中風邪をよくひくだけでなく、すぐに発病しなくても、春になって気候が暖かくなるにつれ木に葉や花が咲くように、身体の中の陽気も活動的になり手足を動かしたくなりますが、冬の間の閉蔵(陽気や血などエネルギーの貯え)が十分でないと、春に発動できなくなり手足がだるくなったり冷えたり、やる気が起こらなくなったりします。鼻血が出る事もあります

『冬の養生は春にも影響しますので、今日から注意しましょう。』

 冬を1日に当てはめると夜・深夜に相当します。夜は活動量が少なく、また深夜は寝込んで冬眠しています。夜深夜も冬の養生法に共通します。夜更かしせず、しっかり快眠冬眠してください。