冷え性の方の注意点:冷えを負担を軽くする養生
最近は年々秋の期間が短く今年も 残暑からいきなり冬 と極端に寒さ・冷えがやってきました。北海道では紅葉イコール枯葉の状態だそうですが、ここ愛知県では極端な気温差のお蔭で、緑区の大高緑地公園でも緑と赤の色の濃さが際立ち近年にない素晴しい紅葉を見ることができました。
しかし、温度差についていけない方々は大変です。
何枚も重ね着をして急に動作が窮屈にもなり、動きづらくもなります。
年齢を10歳重ねるごとに、背広を1枚余分に着たように動きが窮屈になるといわれます。
冷えの負担を軽くするには、体の中から温めるのが一番です。
最近の報道でよく生姜が話題になります。
漢方薬で使用する生姜は、生の生姜を乾燥させた物で、脾胃や肺を温め、体の中の陽気を補い、胃寒を温め湿(余分な水気)を取り去り、肺の陽気を補い(漢方では肺に属している)体表面で風寒から身を守るように作用してくれます。
他にも体の中を温める食べ物があります。地下で大きくなる根菜類・イモ類も体を温めます。また、成長の早い葉野菜は生では冷やす作用ですが、火に通すと水分がなくなり、体を温める食材になります。
鍋物に大根や白菜それにネギ等々、先人の知恵(人体実験済み)を伝承し、体の中から温めましょう。
注意:冷やす物は極力避けましょう = 夏に取れる食物や乳製品
ヨーグルトなどがブームになっていますが、冷やす食品です。
欧州人には冷え性がないと言われていますので良いのでしょうけど…
日本の発酵食品には、味噌や漬物があります。味噌は温める作用があり、味噌汁には、玉ねぎやイモなどの具も入り、温める代表的なまた手頃な食事です。
朝、体の中から温める食事をしっかり食べてから、家事や仕事に出かけましょう。
パンに、ヨーグルト、生野菜のサラダ、バナナ の朝食。
パン以外は冷やします。いくら厚着をしても温まりません。厚着をすればするほど皮膚の寒さから守る作用が退化し、ドンドン厚着になりますので、注意して下さい。
文が長くなりましたので、またいつか続きを書きます。
益久薬局ではいつもこんな話をしています。
冷えでお困りなら一度ご相談下さい。